CAE Lucina

分娩・母体ケア高機能患者シミュレータ
全ての出産・分娩ステージのシミュレーションをCAEルシーナ(CAE Lucina)が、実現します。
リアルでコントロールされた分娩プロセス、出産・分娩方法に応じた関節の動きによる体位の確保、そしてモデリングされた生理機能を持つLucinaは、産科的な処置や臨床対応に自動的に反応します。そして、APGARスコアの自動予測など、リアルなトレーニングと適切なアウトカムを提供します。
ワイヤレスでリアルな分娩胎児や、肩甲難産を含む様々な分娩シナリオなど、まさにハイエンド、ハイフィディティな高機能患者シミュレータです。

System Composition
CAEルシーナのシステム構成は次のとおりです。

世界最高峰の生理学&薬理学反応モデルを搭載した
MÜSE(ミューズソフトウェア)
病状を正確に模倣し、臨床的介入に自動的に応答します。つまり、学習者は、救命のために必要なスキルを習得するまで、毎回一貫性のある客観的な学習体験を得ることができます。

ソフトウェアによるアプガースコア算出
出産時データを基にしたAPGARスコアを1分後、5分後として表示、評価指標としての活用が可能です。

胎児心拍数モニタリング
子宮収縮期や収縮圧の観察、学習が可能です。

鉗子や吸引分娩に対応「トラクションフィードバック」
トラクションにかかる負荷をリアルタイムにグラフ表示することにより、胎児の頸部への負荷を学習者にフィードバックします。
最先端技術によるリアルなトレーニング

CAE社の最新テクノロジーは、産道通過機序に沿って、胎児は自動的に回旋と下降を行い、出産プロセスをリアルに学習することができます。

最先端マネキンは、母体四肢関節や骨盤稼働が出産体位の選択や出産補助(恥骨上部圧迫法やMcRoberts体位等)を可能にします。
豊富なシナリオとトレーニングバリエーション

導入時には正常分娩と合わせて10症例のシナリオ搭載 シナリオ例
- 骨盤位分娩
- 吸引分娩/鉗子分娩
- 肩甲難産
- 子癇痙攣発作
- 母体発熱による胎児頻脈
- 母体への分娩前薬剤投与による胎児の中枢神経系機能低下
- 子宮弛緩による産後出血
- 母体の心肺停止
- 臍帯脱出
CPR analysis(解析機能)
“American Heart Association’s 2015 guidelines”に準拠した総合的なCPRのパフォーマンス分析機能により、 CPRによる「正確な圧迫位置」「深さ(depth)」「圧迫レート」「脳灌流圧」を測定・評価し、正確な手順を習得することができます。
