CAEシーザー(CAE Caesar) 外傷ケア/洗浄ケア 高機能患者シミュレータ
CAEシーザーのシステム構成は次のとおりです。
Trauma
・ 生理学に基づく出血と分泌物
・ 6つの出血ポート:上部体幹、腹部、腕部、脚部
・ 内部血液タンク容量1.4L
・ 高圧の酷い出血再現機能
・ 駆血帯圧センサーは上大腿部および上腕部に内蔵し、出血コントロールをサポート
・ シナリオは、軍用もしくは民間用セットを選択可能
・ 全ての四肢は、様々なシナリオに合わせ交換可能
・ 目や言動の反応は、意識レベルや病態により シミュレータに反映
・ マネキンは、頸部、背中、肩、肘、前腕や手首をフルレンジにて可動。リカバリーポジションに対応し、座位、左側臥位や仰臥位が可能
・ 目や言動の反応は、意識レベルや痛覚レベルにより変化。また、言動パターンは、迅速な治療の度合いにより変化
・ 音声は、120m先でも聞くことが可能
Ruggedization
・水洗による浄化シミュレーションが可能(約15cm以上離す必要あり
- シーザーはIP-539レートを所有し、電気構造により最大角60°での水噴射は不可)
・ 頸部、背中、肩、肘、前腕および手首のフルレンジによる可動により、戦術的な搬送シミュレーションをサポート
・ ショックテスト、振動テスト、落下テスト、薬物テストにより衝撃耐性を検証
・ 高地でのレスキュー活動や救出シミュレーションをサポート
・ 過酷な気温や湿度条件、泥、埃、砂などへさらされることへの耐性もあり
Airway
・上部気道は、生体のCTスキャンデータによりデザイン
・下顎骨を再現
・器具の挿入:経口気管内、経鼻気管内、ETチューブ、逆行性、光ファイバー、右主茎
・コンビチューブ、LMAやその他の気管、挿管具の留置
・Bag-valve-mask換気術
・ニードルによる輪状甲状膜切開術
Neurological
・LEDによる方向性を伴う眼球の動きと瞬き ・不十分な呼吸と血行動態は自動で変化
Breathing
・両側および片側の胸部拡縮 ・自発呼吸 ・生理学や音声応答に基づく両側の針減、圧処置
Cardiac
・ダイナミックECGディスプレイ(12-lead)
Circulation
・頸部、とう骨、大腿部(両側)を触診可能 ・健常な脚部の場合は足背も触診可能
Vascular Access
・フラッシュバックを伴う前腕のIVカニュレーション(両側) ・機能と分泌物の確認を伴う胸部FAST IO
Pharmacology System
・薬理学システムモデルは、静脈注射や吸引による薬物動態や薬力学的反応を自動計測(13種類) ・全ての患者データは、薬物による投与量依存症やその後の経過などを自動で再現
Sounds
・プレレコーディングされた音声と声 ・音声と声は、ワイヤレスマイクによりカスマイズ可能
Articulation
・手首、肘、膝、足首は可動域内での可動が可能